新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部の自治体で備蓄する医療機関用のマスクなどが底をつきそうになっている。国から届けられる以外に調達は難しく、医療機関で不足する恐れもある。
大阪府はオーバーシュート(爆発的な感染拡大)に備え、医療用の高性能マスク「N95」と防護服、顔を覆う「フェースシールド」を各約220万枚、医療用手袋約450万組を備蓄することを目標にしている。
これまで府は、患者の搬送などにあたる保健所や感染者が入院している病院に備蓄品を配ってきた。配布を始めた2月上旬に「N95」は約8万7千枚、防護服は約9万枚あった。10日時点で各5千枚残っているが、近く配布する予定という。
「N95」は国から近く1万枚届く見込み。「N95」より顔との密着度が低い「サージカルマスク」は府に約60万枚の備蓄があり、国からも8日に約100万枚届いたが、医療現場では「N95」の需要がより高いという。
吉村洋文知事は9日、「府で予算はとれるが(医療用マスクなどは)作れるわけでもなく、買う先もない」と言及。政府が緊急事態宣言を発令した7都府県に優先して配るべきだとの考えを示した。
兵庫県は医療機関向けに「N95」を約2万枚、「サージカルマスク」を約16万枚それぞれ備蓄している。今後、県として購入を進めるほか、国からも順次、約130万枚が届く予定だ。県は、国から先行して届く分と、県内の医療機関の在庫と合わせて「1カ月ほどはもつだろう」とみる。
京都府では感染症対策に備え、約7万枚の医療用マスクを主に保健所で保有していた。このうち約4万2千枚と、東日本大震災の際に救援物資用に調達したマスクを合わせた約70万枚を3月中旬に医療機関や社会福祉施設に配布した。府は新規の調達は難しい状況にあるものの、現在は約3万枚を保健所を中心に確保している。(池光靖弘 小嶋誠治 佐野敦子)
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April 11, 2020
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医療用マスク、在庫ピンチ 大阪府 調達難しく - 日本経済新聞
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