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梅雨イサキ、今が旬!連日上限50尾到達 南房・洲崎沖 - サンケイスポーツ

2020.7.7 12:00(1/2ページ)

梅雨が旬! 良型イサキがダブルで上がった=南房・洲崎沖

梅雨が旬! 良型イサキがダブルで上がった=南房・洲崎沖【拡大】

 梅雨前線が活発化し、海の中では梅雨イサキが食い活発だ。連日上限の50尾に到達するほど絶頂の真っただ中。上品な脂が乗り、定番のお刺し身や塩焼きなどお魚好きの舌をうならせる。この時期限定の卵や白子は煮付けや焼き物に、これまた二重丸だ。そんな梅雨イサキが入れ食いなら行かないわけには行かない。千葉県館山市・洲崎『源平丸』へ走った。

 「近場から見ていきます。15メートルからやってください」と戸坂正臣船長からアナウンスが出た。航程5分の超近場。指示ダナより仕掛けの長さ分(3メートル)深くビシを沈めて、1メートルずつリズミカルにコマセを振りながら指示ダナへ。30秒ほど食う時間を与えてまたシャクリを入れる。アタリがなければ、また下まで落として同じ動作をする。

 潮が流れず、15分走って指示ダナ35メートルで仕切り直した。タナで待ち、時折竿を立てゆっくり落とし込む。背後で25センチ前後の一荷が上がった。小移動後、待望のアタリ。ギュンと竿先が入った。追い食いを狙い、2メートルシャクリ上げると重みが増した。手巻きで慎重に上げる。ビシをつかんだ先に茶褐色の魚が縦横無尽に泳いでいる。23、24センチの中型のダブルで私のイサキ釣りが幕を開けた。

 潮の流れが速い。投入即アタリがあるが、竿先が震える程度でハリ掛かりしないうちに船が流れて回収。ファーストアタックで物にしないと難しい状況だ。入れれば必ずアタリがあり、単発ながら数は伸びる。午前9時の時点で28尾。バケツの中でイサキは群れで回遊し、ちょっとした水族館だ。ミヨシの坂本善則さん(69、川崎市)は見事な多点掛けで定数まで数を伸ばす。「食いが今イチ。イサキらしさがないよ。あとは小型と入れ替えだ」と余裕の表情だ。

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