相模湾にワンパク坊主のお出ましだ! このところの相模湾はカツオ、キハダ一色の感があるが「忘れちゃ困るぜ」とばかりにイナダが元気いっぱいに活気づいてきた。イナダはブリの若魚で、人間でいえば中学生あたり。食欲旺盛なやんちゃ盛りだから、沖釣りビギナーにも比較的簡単に釣れ、痛快な引き味も楽しめる。今回はイナダの他ショゴ(カンパチの若魚)やアジ、サバ、ヒラソウダなどゲストも豊富な鎌倉市腰越港「秋田屋」の青物五目釣りを紹介しよう。 (中日釣ペン 粕川晃)
◆竿頭24匹イナダ爆釣
<当日の模様> 当日は6人の釣り人を乗せて出船。前日に好模様だった西方面を目指す。途中、茅ケ崎沖、平塚沖と様子を見るが、アジやイナダの顔を見た程度でパッとせず大磯沖へ。ここではアタリはあるもののサバがうるさい。3本針にサバ、サバ、イナダなんてこともあるが、あまりのサバの猛攻に場所移動。国府津、二宮沖まで足を延ばすも状況は変わらなかった。
10時半、西沖をあきらめて江の島近くへと戻り状況は一気に好転する。指示ダナは「15メートルから上」で釣りを開始すると、シャクること何度目かで竿先が「ゴン!」と止められる。「ギュンギュン!」と力強い引きはさすがブリの若魚で、40センチ級のイナダが釣れ上がった。船中でもアタリは連発するが、置き竿ではアタリが遠い。イナダなど青物は動く餌に反応するので、常に竿を振り続けるのがコツだ。
イナダの活性は徐々に高まり5メートルと海面ギリギリでも食ってくるようになった。ショゴや見るからにウマそうな良型ヒラソウダも上がる。なかでも絶好調なのが左舷胴の間氏。食わせサビキで入れ食いを演じている。見ていると今日のイナダはシラスでも追いかけているのか、サビキに直接食ってきている(普段はサビキに針掛かりしたイワシなどに食い付いてくる)。また釣れたイワシを泳がせてキロ級のショゴを釣った方もいた。
前半はどうなるかと思ったが、終わってみればイナダのトップ24匹の爆釣デー。ゲストはアジ、サバ、ショゴ、ヒラソウダ、マダイと五目釣りらしく、にぎやかだった。
「今年はやや遅れ気味ですけれど、近場にイワシも回ってきていますから、これから期待できると思いますよ」と斎藤太俊(さいとう・たかとし)船長。ワイワイガヤガヤと秋のグループ釣行にもオススメの釣りだ。
◆強引に対応!腰が強めのコマセシャクリ竿◎
<タックル&仕掛け> 竿はコマセシャクリ竿が好適で、青物の強い引きに耐えられるよう腰が強めの物がイチオシ。長さは2メートル前後の物が扱いやすい。基本的に浅場での釣りなので手巻きリールでも全く問題ないが、最近は軽量でパワフルな電動リールがあるので、こちらの方が何かと便利。状況により狙う深場(40〜50メートル)やアマダイなどへのリレー時にも安心だ。
仕掛けは図のようなウイリーの2〜3本針仕掛けか、食わせサビキ仕掛けが、もっかの秋田屋のオススメ。ウイリーの色は緑、白、ピンクなど一般的な色を1〜2本、先針は空針としオキアミかイカ短を装餌する。オキアミは船で購入できるがイカ短は持参が必要。サビキはハリス7〜8号で、ハリもその強度にマッチした丈夫な物(標記で7〜8号)。バケは相模湾ではサバ皮など魚皮バケが絶対で、スキンやフラッシャーなどは食いが悪いので注意しよう。
なお、秋田屋ではオマツリ多発など他の人の迷惑にならなければ、カッタクリやルアー、泳がせなど他の釣り方も容認しているので、興味があれば、いろいろと試してみるのも面白い。
◆指示ダナ間で休まず基本のコマセシャクリ繰り返す
<釣り方> ウイリー仕掛けの釣りは「竿先を海面に向けた位置から水平までスッとシャクリ、その後ポーズ(止め)を入れ、アタリがなければシャクリ幅分の道糸を巻きながら竿先を海面に下ろし、また水平位置までシャクる」のコマセシャクリで、これを船長の指示ダナ間で繰り返す。
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September 24, 2020 at 05:58AM
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