東急百貨店が、「東急百貨店 本店」(東京都渋谷区)の営業終了に向けた特別企画を開始すると発表した。同店は2023年1月31日に営業を終了する予定で、特別企画の第1弾として、5月19〜23日に「夏の特別ご招待会」を実施する。
特別企画のテーマは「THANKS&LINK」。渋谷や本店の歴史、過ごした時代への感謝、「新たな時代」を共生・共創していきたいという思いを込め、さまざまなイベントや商品を提案するとしている。第1弾となる夏の特別ご招待会では、「THANKS&LINK」のテーマに合わせたファッションや雑貨、インテリアの他、イベントや期間限定ショップなどを取りそろえる。
期間限定店舗では、食品ロス削減を行う「ロスゼロ」や、航空貨物と地上輸送を有機的に連携し、採れたての農産品を販売する「日本産直空輸」などが出店。ロスゼロでは、余剰分の食品が発生するタイミングでスイーツや食品を届けるサブスクリプション型サービス「ロスゼロ不定期便」の受付や、余ったお菓子を原材料とした「トッピングチョコレート『Re:You(りゆう)』」などを販売する。
このほかに、アプリとキットでプログラミングの基礎を学べる「ワンダーボックス」やトレーニンググッズが試せる「東急スポーツオアシス」など、デジタル技術やSDGs、健康に関連したアイテムを提案するという。
東急百貨店は「55年にわたるご愛顧への感謝の想いと、お客さまとの絆を大切に『新たな時代』を共創していきたい」とコメント。9月には「秋の特別ご招待会」、12月に「クリスマス特別ご招待会」を開催するほか、11月〜23年1月にも、イベントを実施するとしている。
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