新型コロナ過去最多 １０１４人の感染 特別警戒期間へ引上げ｜NHK 愛媛のニュース - nhk.or.jp

愛媛県のきょうの新型コロナウイルスの感染確認は１０１４人で、初めて１０００人を超えました。
県は、感染の第７波に突入したとして独自の警戒レベルをきょうから「特別警戒期間」に引き上げました。

新たな感染確認は、１０１４人で、１日の感染者数としては今月９日の６５３人を大きく上回り、過去最多です。
年代別では、１０歳未満が１８１人、１０代が１８４人、２０代が１２９人、３０代が１３３人、４０代が１５９人、５０代が８２人、６０代が５８人、７０代が５５人、８０代が２１人、９０歳以上が１２人となっています。
居住地別では最も多い松山市が３３８人、次いで新居浜市が１４８人、西条市が９６人、今治市で９４人四国中央市が９０人、宇和島市で７４人など各地の自治体で過去最多となっています。
新たなクラスターは、７つの市と町であわせて９件、確認されましたが、保健所の業務がひっ迫し調査が追いついていない可能性もあるということです。
愛媛県は、かつてない水準で第７波に突入したとして独自の警戒レベルをきょうから「特別警戒期間」に引き上げました。
これに伴い、県は多くの人が集まるイベントに関して、主催者には感染対策の強化と参加者への注意喚起を徹底するよう求めたほか、参加者にも感染回避行動を徹底するよう求めています。
また、会食については、人数や時間の制限は設けていませんが、飲み会で感染が広がるケースが多発しているとして座席の間隔の確保や大声を出さないなどルールを守るよう求めています。
このほか医療に関しては入院する人がこの３週間で３倍に増え、地域によっては病床使用率が４０％を超えたところもあるため県は確保している病床の数を今の３０７床から３６０床に引き上げるとしています。
県は状況がさらに悪化すれば独自の警戒レベルを最も高い「感染対策期」に引き上げ、イベントなどの中止や延期の要請、厳しい行動制限についても検討するということです。
濃厚接触者となっている中村知事は、自宅で撮影したメッセージで、「かつてない水準で感染者が増加しているが、今を感染のピークと考えることはできない。いつ陽性者、濃厚接触者になってもおかしくないため３日間程度の水や食料の確保もお願いしたい」と呼びかけました。

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