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古代石碑群「上野三碑」を特別公開 ユネスコ登録5周年 30、31日 高崎の多胡碑記念館で企画展:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞

多胡郡正倉跡から発見された瓦=高崎市の多胡碑記念館で

多胡郡正倉跡から発見された瓦=高崎市の多胡碑記念館で

 群馬県高崎市の古代石碑群「上野三碑」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に登録されて5周年となるのを記念し、市は30、31の両日午前9時〜午後3時、三碑を構成する山上碑、多胡碑、金井沢碑を特別公開する。通常の公開はガラス越しだが、覆屋の扉を開け、直接観賞できる。多胡碑に隣接する多胡碑記念館では企画展「知りたい!多胡郡正倉 多胡碑周辺遺跡の調査から」を11月27日まで開催している。(石井宏昌)

 三碑は飛鳥・奈良時代に建立され、国内に十八例しか現存しない古代(七〜十一世紀)の石碑の中でも最古の石碑群。いずれも国特別史跡に指定され、二〇一七年十月三十一日に「世界の記憶」に登録された。特別公開ではボランティアによる案内や解説もある。

 企画展は、多胡碑の南約三百五十メートルで発見された国史跡「上野国多胡郡正倉跡」を中心に、多胡碑周辺の遺跡調査の成果を出土品などで紹介している。

 正倉跡は多胡碑に刻まれた多胡郡の郡役所の遺跡で、徴収した稲などを保管した倉庫群。中でも大型の正倉は県内で唯一確認された総瓦ぶきで、最も格式の高い「法倉(ほうそう)」とみられる。

 会場では出土した瓦や古代の米、瓦の生産体制を早急に築くために須恵器(土器)の技術を使った瓦などの資料約七十五点を展示し、多胡碑につながる古代多胡郡の様相に迫る。

 同館担当者は「多胡郡の郡衙(古代の役所)に直接関わる遺跡として初めて発掘された資料を見学後、記念館近くにあり、礎石が残る正倉跡を見てほしい」と呼びかける。五周年記念で来年三月末まで観覧無料。月曜休館(三十一日は開館)。問い合わせは同記念館=電027(387)4928=へ。

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