2022/10/23 21:15
酒田市黒森地区に伝わる県指定無形民俗文化財「黒森歌舞伎」の特別公演が23日、同地区の演舞場で開かれた。新型コロナウイルスの感染拡大で公演は中止が続き、2年8カ月ぶりに観客の前での上演となった。
演目は2021年2月の正月公演で演じる予定だった「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」。元々は人形浄瑠璃の演目で、武田信玄と上杉謙信の争いや、軍師・山本勘助の息子の横蔵と慈悲蔵の立ち回り、信玄の息子・勝頼と上杉謙信の娘・八重垣姫の恋模様などを描いている。全五段構成のうち、三段目「山本勘助住家の場」と四段目「謙信舘十種香の場」を上演した。
感染対策で間隔を空けて250席を並べ、役者が見得(みえ)を切ると、観客は拍手や掛け声を送った。毎年楽しみにしているという同市黒森の佐藤広子さん(79)は「久しぶりに見ることができてうれしい」と話した。
演者らが所属する黒森歌舞伎妻堂(さいどう)連中の五十嵐良弥座長(64)は「2年半以上公演できず、うまく歌舞伎を見せられるか不安もあったが、この日を迎えられてほっとしている。良い芝居を見せられて良かった」と話した。
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