
築島稔
和歌山県立和歌山商業高校で15日、会計監査などをてがけるグループの社員を講師に迎えた特別授業「アントレプレナーシップ(起業家精神)・ワークショップ」が開かれた。
世界の150以上の国・地域で会計監査やコンサルティングなどを手がけるグループ「EY」が社員を派遣して次世代リーダー育成を目指す社会貢献活動の一環。同グループの社員、依藤インティサーさん(27)ら2人が講師を務めた。依藤さんは中村憲司校長がオマーンの日本人学校で勤務していたときの教え子。それが縁で実現した。
参加したのは、課題研究で「ビジネス実践」を学ぶ3年生10人。だれもが起業家に必要な創造性、解決力、共感力を持っている、などと説明を受けた後、身近な社会の課題やその解決策を考えながら、実際にどんな新しいビジネスができるか、3グループに分かれて話し合い、発表した。
あるグループはコロナ禍などで直接的なコミュニケーションが減っているという課題を設定し、全席が相席となる飲食店を提案。主婦、学生といったテーマの月を設けて集まりやすくし、顧客に新たなコミュニケーションの場を提供しながら、店は飲食で利益を出せるとした。
このグループの一人、金谷静二郎さんは将来起業を考えているという。「楽しかった。自分たちの身の回りにどんな問題があるのか、どうしたら改善できるか、これからも考えるきっかけになった」と話していた。(築島稔)
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