だんじり特別曳行を実施へ 岸和田市制１００年を記念 - 産経ニュース

岸和田だんじり祭で、勇壮に進むだんじり＝令和４年９月、大阪府岸和田市（恵守乾撮影）

岸和田だんじり祭（９月１６～１７日）に先立ち、大阪府岸和田市制１００年を記念した特別曳行が同３日実施される。祭礼関係者でつくる実行委員会が１８日、明らかにした。長さ約５６０メートルの通りに２２町のだんじりが並ぶまたとない機会になる。

これまで岸和田城築城４００年（昭和６３年）、岸和田だんじり祭３００年（平成１４年）と地域の節目に、特別な催しを実施。昨年１１月１日に迎えた市制１００年は新型コロナウイルス禍で行えなかった。

市役所前を通る府道を午前１１時半ごろから通行止めにし、各町のだんじりを曳き入れ、２２町がそろったところで式典開始。午後０時半ごろから始まる見込みだが、早まる可能性もある。終了後、だんじりはパレードをしながら、本番の試験曳きに向けて各町に戻る。

見物客の安全対策にあたり、南側の歩道は観覧禁止エリアに設定し、北側歩道を一方通行で運用する。歩道橋も一般観覧客の立ち入りを禁止する。

実行委員会の徳田孝幸委員長は「先人から受け継がれてきた伝統ある祭りを次の１５０年、２００年へとバトンをつなぐ意味で記憶に残る式典にしたい」と話していた。

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