Image credit: Yuwaeru
「寝かせ玄米」の D2C 事業を展開する結わえるは23日、直近のラウンドでエクイティで7.2億円、デットで1.5億円の計8.7億円を調達したと発表した。このエクイティラウンドに参加したのは、WM パートナーズ、グロースポイント・エクイティ、中川政七商店、新生企業投資、環境エネルギー投資、オークファン、エル・ティー・エス、静岡キャピタル。デットは日本政策金融公庫からの借入。
同社は今回のラウンドを明確に定めていないが、関係者の話によれば、シリーズ B ラウンド相当とみられる。なお、今回の調達は、2018年12月に実施した、全農、ピックルスコーポレーション、東町自然有機農法、南紀梅干からの調達に続くものだ。
今回出資を受けた投資家のうち、中川政七商店とは同社店舗と結わえる店舗における両社商品の相互融通と販売、オークファンからは「寝かせ玄米」ネット通販におけるサポート、エル・ティー・エスからは IPO に向けたシステムや社内組織構築のサポートを受けるとしている。
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結わえるは2009年、船井総合研究所出身の荻野芳隆氏(現 代表取締役)が創業。創業以来、「寝かせ玄米」をテーマに製造販売を一貫して行なってきた。胚芽や糠層が含まれる玄米は、白米に比べ栄養成分が優れているため健康志向の消費者に人気があるものの、白米に比べ水を吸収しにくく炊飯が難しいため敬遠する人も少なくない。結わえるでは、100%特別栽培玄米を特殊な圧力釜で炊いてから3~4日熟成させたパッケージを開発することで、玄米を美味しく手軽に楽しめる体験を提供してきた。
家庭用の普通の炊飯器では、硬くてバサバサして美味しく炊けない。やわらかく美味しく炊き上げるには圧力炊飯が必要で、炊き方の指導も行なったりしている。(中略)
狙ったわけではないが、「寝かせ玄米」を買ってくれる客は結果的に7割が女性。30〜40代の、健康や体型をちゃんとしようと思っている人達が多いようだ。(荻野氏)
現在、「結わえる本店」のほか、寝かせ玄米とカレーやスパイスを扱う「nuka(ヌーカ)」、寝かせ玄米と健康な食事をテーマにした「いろは」を全国に展開する店舗事業、ネット通販事業、ドクターシーラボや万田酵素などの健食大手や紀ノ国屋など高級スーパーに商品を供給する OEM 事業が三本柱だ。OEM では、我々の最も身近で結わえるの商品を手にできるのはナチュラルローソン。常備していない店舗もあるが、この機会に今日のランチに試してみるのもいいかもしれない。
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これまでの11年間、その多くを手持ちの運転資金と銀行からの借入で事業を回してきた同社だが、エクイティファイナンスの活用に大きく舵を切ったのには、いくつかの理由がある。その一つは、マーケティングや啓蒙活動の強化だ。
これまでは、店舗、EC、工場をやってきたが、その都度、借入をして運営をするというギリギリで回してきた。長年それをやってきたことで、寝かせ玄米のファンが増えたことも事実だ。
しかし、このまま、(寝かせ玄米のよさを)わかる人にだけわかってもらえばいい、というわけではない。みんなの食生活を変えるために、いかに世の中に広めていくかということが重要。(荻野氏)
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結わえるの寝かせ玄米のごはんパックが生まれる茨城県稲敷市の自社工場は、製造キャパシティが年間150万パック程度。需要増に合わせ、結わえるでは静岡県内に第二工場を計画しており、そこには、ものづくりから食べ物までを体験できるテーマパーク「結わえるビレッジ」を併設したいとしている。
また、小売のみならず、企業での福利厚生に取り入れてもらうことも考えており、社食や弁当またはオフィス設置型などで寝かせ玄米を提供することで、モバイルアプリと連携したヘルスケア提案の事業も構想段階にある。
荻野氏によれば、結わえるには世界展開の可能性も大いにあるという。我々日本人はジャポニカ米を好むが、東南アジアやインドで日常的に食べられているのはインディカ米。世界的に見てもインディカ米はジャポニカ米より遥かに流通量が多いが、寝かせ玄米はインディカ米でも作れるのだそうだ。インドやアフリカなどで急増する糖尿病患者の食生活改善にも寄与できる可能性がある。
D2C という領域にとどまらず、世界の健康を推進するフードテック企業になれる可能性を秘めているかもしれない。
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