武沢昌英
北海道東の自然の風景などを描き続けた画家、佐々木栄松(1913~2012)を記念した北海道釧路市阿寒町の「釧路湿原美術館」で、「命の描写 佐々木栄松没後10年特別企画展」が開かれている。
45年夏の釧路空襲で、栄松は妻と1歳にもならない娘を亡くした。栄松は生涯、この悲しみを胸に釧路湿原などの自然、魚や動植物、人物などの絵を「命」にこだわりながら描いた。
今回は、夕日に染まる釧路湿原の落日を描いた「早春の湿原」、栄松自身である釣り人を、人魚となった亡き娘が見守る構図となっている「北斗七星(湿原の釣り人)」などが展示されている。
また、釣りが大好きだった栄松は作家の開高健と親交があり、企画展では栄松の案内で開高がイトウ釣りに挑戦した時、開高と栄松がそれぞれ書いた紀行文や記念写真なども展示している。来年3月31日まで。月曜休館、大人1千円など。(武沢昌英)
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