
東京パラリンピックの開幕から1年となる24日、IPC=国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長が都内の特別支援学校を訪れ、「誰もが社会や人生で金メダルを取れるということがパラリンピックが持つ大事なメッセージだ。自分自身の人生で金メダルをとれるように頑張ってほしい」とエールを送りました。
障害のある日本の子どもたちの学校での様子を知るためにIPCのパーソンズ会長が訪れたのは東京・八王子市の八王子東特別支援学校です。
この学校では部活動などでパラスポーツを積極的に取り入れていて、24日は夏休み中の児童や生徒70人余りが出迎えました。
パーソンズ会長は有明アリーナで行われた東京パラリンピックの1周年記念イベントの中継映像を一緒に見たり、パラアーチェリーを体験したりしながら子どもたちと交流しました。
このあと、子どもたちの代表と意見交換したパーソンズ会長は「障害のあるなしに関わらず誰もが社会や人生で金メダルを取れるということがパラリンピックが持つ大事なメッセージだ。自分自身の人生で金メダルをとれるように頑張ってほしい」とエールを送りました。
高等部3年の折茂佳哉さんは「東京パラリンピックから1年がたちましたが、障害者への偏見や差別が絶えない中で、こういう機会を通じて、パラスポーツと障害者の両方に目を向けてくれる人が増えてくれればいいなと思っています」と話していました。
特別支援学校を訪れたあと、IPC=国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長は「この学校に来られて光栄だ。子どもたちには、もっと多くの機会が与えられるべきだ。社会が障害者に対して過保護になることなく機会を与えたり理解を深めたりすることが重要だ」と指摘しました。
そのうえで「スポーツに関わることでポジティブになることがいろいろある。アスリートになるかどうかは重要ではなく、スポーツを通じて学ぶこと、成長することが大切だと思う」と子どもたちがパラスポーツに関わることの意義を強調しました。
そして「パラリンピックのレガシーは日本の若い世代の意識を変えたことだと思う。1年で終わるものではなく、今後、数十年にわたって社会全体で意識を持つことが大事だ」と述べ、共生社会の実現に向けては息の長い取り組みが重要だという認識を示しました。
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