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「土木賞」の特別賞受賞 鳥取城跡の擬宝珠橋復元工事 - 日本海新聞

2022年9月14日

 復元事業が進む鳥取城跡の擬宝珠橋復元工事が、日本建設業連合会が土木に関する優れた構造物やプロジェクトに贈る「土木賞」の「特別賞」に選ばれた。同橋は2020年に架橋工事や鋼構造工学の優れた業績に贈られる「田中賞(土木学会)」も受賞。鳥取市教委文化財課は「技術面でも復元の成果が認められた。城全体がさらに注目されるチャンス」と期待を寄せる。

 同賞は、トンネルや道路など土木に関する幅広い工事に対して贈られる。同連合会によると、本年度は全国から41件の応募があり、このうち特別賞は2件。日本初の工法で橋を復元しつつ、橋脚の遺構を保存したことなどが評価された。

 施工した戸田建設(東京都)によると、同社が同連合会の賞を受賞するのは初という。作業所長を務めた四国支部土木工事部の谷口雄一郎主任は「田中賞に続き、格式ある賞を受賞して社員一同喜んでいる。技術者冥利(みょうり)に尽きる」と喜びをかみしめた。

 鳥取城跡は近年、テレビや雑誌で紹介され、注目を集めている。城跡内にある国の重要文化財「仁風閣」の坂根達哉館長は「最近は橋に関する質問も多く受ける。賞をもらったことで観光振興によりいっそうつながれば」と話した。

 擬宝珠橋は鳥取藩主・池田光政が1621(元和7)年に創建。復元された同橋は江戸時代末期の姿を再現し、全長約37メートル、幅約6メートル。城郭の復元橋としては国内最長とされる。

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