
いまの下関市の大部分にあたる長府藩で、幕末に結成され、新政府軍として戊辰戦争に参加した「報国隊」に関する資料などの特別展示が行われています。
下関市立歴史博物館で開かれている特別展には、戊辰戦争での報国隊の戦いを記録した資料などおよそ70点が展示されています。
このうち「明治元年五月小千谷町附近合戦図」は、戊辰戦争のうち、現在の新潟県小千谷市での戦いが描かれています。
村が焼けている描写があり、報国隊が参加した戦いの激しさがうかがえます。
また「報国隊士軍服」は、いまの下関市豊北町出身の農民で、戦死した隊員が身につけていた西洋式軍服です。
ところどころが破れ、命を賭して戦いに臨んだ隊員の姿をしのぶことができます。
さらに「福原和勝詩書」は、戦場で詠まれた詩の掛け軸で『風流却在戦場中』という一節からは、戦いのなかに風流を感じる、報国隊士の豪胆な人柄を感じることができます。
下関市立歴史博物館の稲益あゆみ学芸員は「隊士たちが藩のために戦う中で、戦地の食べ物に親しんだり、苦しい中でも風流を感じたりしていたことを知ってほしい」と話していました。
この特別展は、ことし11月13日まで行われています。
from "特別" - Google ニュース https://ift.tt/tsrAnGI
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "「報国隊」の資料など特別展示 新政府軍として戊辰戦争に参加|NHK 山口県のニュース - nhk.or.jp"
Post a Comment