時事通信 運動部配信
新進気鋭の若手に、大関経験者の34歳が立ちはだかった。高安は、初日に横綱照ノ富士に完勝した新小結の大の里を退けた。「よかったんじゃないか」という短い言葉に充実感がにじむ。
しっかり当たり、馬力のある相手を受け止める。はたきに崩されることなく前に出て、土俵際での回り込みを許さなかった。九重審判長(元大関千代大海)は「はたいてくることも計算していた。力ではなく、体のさばきで勝った」と評価。冷静さも光った一番だった。
大の里の師匠は、自身の兄弟子である二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)。何度も胸を借り、鍛えてもらった自らに重ねるように、大の里にはデビュー前から胸を出すなどしてきた。「勢いがある力士なので気は抜けない。最初が肝心だから」。目をかける特別な「後輩」ゆえに、本場所の初対戦で負けられない意地があった。
初日は関脇若元春を破っており、役力士相手に白星を重ねた。「まだ(状態を)上げていきたい」。11勝を挙げた3月の春場所に続いて土俵を沸かせるつもりだ。
from "特別" - Google ニュース https://ift.tt/95SlbOd
via IFTTT
Bagikan Berita Ini
0 Response to "高安、特別な相手に意地 大の里を退ける―大相撲夏場所:時事ドットコム - 時事通信ニュース"
Post a Comment