埼玉県朝霞市議会は14日、つばさの党の外山麻貴議員(52)が本会議で不穏当な発言をして議会の品位をおとしめたとして、同議員に対する懲罰動議を可決。懲罰特別委員会(遠藤光博委員長、委員11人)を設置した。議会事務局によると、同市議会に懲罰特別委が設置されるのは1973年以来、51年ぶり2回目。今後、懲罰の必要性や内容などを審議する。
同市議会では10日、選挙の自由妨害などの疑いが持たれているつばさの党の活動を念頭に、政治倫理条例案と報酬の一時差し止め条例案を可決。懲罰動議によると、この時の審議で反対討論を行った外山議員が、議題とは関係のない宗教団体や政党の政策に対し、「集団ストーカー行為」「ロシアマフィアにお金が流れる、そういう売国政策」などと名誉を毀損(きそん)したり、事実誤認の発言をしたりしたとされる。
14日の本会議で弁明の機会を与えられた外山議員は懲罰動議で指摘された九つの発言について「伝聞による不確かな情報や一方的解釈による事実誤認、感情的な名誉毀損的な発言など、議会の名誉を傷つけるような発言をしたことに対しては深く反省し、ご指摘の9点(の発言)については、発言を取り下げ、撤回して謝罪したい」などと発言を撤回・謝罪した。
同日の第1回懲罰特別委員会では、外山議員の発言撤回とは別の次元で、議会の品位をおとしめたことに対する対応を審議していくことを決めた。
外山議員は取材に「懲罰動議を読み込んで、私とは視点や考え方の違う人の指摘に、そうかと気付く点があったので、いろいろ考えた結果、撤回して謝罪することにした。支援者らいろいろな人に相談した」と話した。(中里宏)
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