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特別支援学校の通学バス、生徒を30分置き去り…運行会社側も教員も降車時に車内確認せず - 読売新聞オンライン

 埼玉県立騎西特別支援学校(加須市)で、18日の登校後のスクールバス内に中学部の生徒1人が30分ほど取り残されていたことがわかった。生徒の体調に異常はなく、無事だった。県教育委員会は19日、記者会見を開いて降車時の車内確認がなかったことなどを説明。「静岡で痛ましい事件が起き、安全管理が叫ばれる中で本当に申し訳ない」と不手際を謝罪した。

 県教委によると、バスは18日午前9時頃、運行会社の乗務員1人と生徒27人を乗せて同校に到着。約5分後、出迎えた教員は生徒1人がいないことに気づいたが、自分で教室に向かったと考え、車内は確認しなかった。だが、校内におらず、同校から営業所に向かっていたバスに車内の再確認を要請。9時半頃、後ろから3列目の席で生徒が寝ているのが見つかった。

 同校には小、中、高等部があり、知的障害のある児童生徒222人が通っている。バスの運行会社は県との取り決めで、乗降時に名簿を確認し、保護者や教員に引き渡すことにしているが、同校のバス運行会社は降車時の名簿チェックをしていなかった。安全確認についての詳しいマニュアルを運行会社と共有している特別支援学校もあるが、同校にはなかった。

 9月には静岡県牧之原市の認定こども園で、通園バスの車内に取り残された3歳の女児が死亡する事件があったばかり。事件を受け、本県でも県が安全確認の徹底を呼びかけていた。

 県教委は会見で、バス送迎時の安全徹底に向けた共通マニュアルを作り、特別支援学校全校に周知する方針を明らかにした。

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