
県立いしかわ特別支援学校の高等部が、障害の有無に関わらず生徒たちが共に学ぶインクルーシブ教育を推進するため、金沢市の高校の敷地内に移転することになり、30日、新しい校舎の建設工事が始まるのを前に起工式が開かれました。
県立いしかわ特別支援学校の高等部は、再来年度、金沢市大場町にある金沢向陽高校の敷地内に移転します。
生徒数が増加していることに加えて、障害の有無に関わらず生徒たちが共に学ぶインクルーシブ教育を推進することが目的です。
新しい校舎の建設工事が始まるのを前に、30日、関係者が出席して起工式が開かれました。
このなかで、馳知事は「誰もが誇りを持って生きられるよう、インクルーシブ教育の推進が求められている。さまざまな場面で生徒たちが交流できるようにしたい」とあいさつしました。
いしかわ特別支援学校の新しい校舎には、地域の人たちと交流するためのスペースのほか、向陽高校と行き来できる通路が整備される予定で、両校の生徒が参加する共同授業なども行われるということです。
いしかわ特別支援学校の杉江哲治校長は「いよいよ工事が始まりわくわくしている。子どもたちには、障害のあるなしにかかわらず自分の意見を表明し、お互いに支え合うことを学んでいってほしい」と話していました。
一方、いしかわ特別支援学校の高等部の移転に伴って、通学区域が変更になり、金沢市内の別の特別支援学校に通う一部の子どもたちが転校を余儀なくされるケースがあるとして、元教員や保護者などで作る団体が、教育委員会に対応を求める申し入れを行いました。
環境の変化や長距離の通学は子どもの負担につながるとしています。
これに対し、教育委員会からは、通学区域の変更の見直しはしないとしたうえで、個別の事例に対応できるかは今後検討していくと回答があったということです。
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