アフリカ・ナイジェリアから性的迫害を逃れて32年前に来日し、2回目の難民申請中の茨城県牛久市、エリザベス・アルオリウォ・オブエザさん(55)=仮放免中=について、同市議会は15日、在留特別許可を与えるよう国に求める意見書を賛成多数で可決した。
◆意見書「他の外国人や仮放免者を力づけるため日々活動している」
牛久市には東日本入国管理センターがあり、オブエザさんは母国の女性器切除の慣習を逃れて来日後、センターに一時収容された。
市議会事務局によると、在留特別許可を求める意見書可決は同市議会では初めて。意見書では「(オブエザさんは)収容されている他の外国人や仮放免者を力づけるため日々活動している。人道配慮に基づく在留特別許可が与えられるよう、求める」とした。
◆2回目の難民申請中…3回目以降は強制送還の対象になる恐れ
3回目の難民申請以降は強制送還を可能とする改正入管難民法が6月に成立し、オブエザさんも今後、送還対象となる可能性がある。議会後、オブエザさんは市役所で記者会見し「うれしい。一生、日本で暮らしたい。私の国、私の県、ありがとう」と感謝した。
支援する市民団体「with Elizabeth(エリザベスとともに)」メンバーで翻訳家の柳沢由実子さん(80)は「日本は移民問題を真剣に考える時期に来ている」と話した。(青木孝行)
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