
沖縄の本土復帰50年を記念した特別展「琉球」が9月4日まで、福岡県太宰府市の九州国立博物館で開かれている。1609年に薩摩藩の侵攻を受けるまでの琉球王国(古琉球)は中国・明との冊封関係をテコに繁栄したことで知られているが、当時の資料はむしろ日本との密接な文化的つながりがあったことを伝えている。
会場に入ってすぐ展示されているのが、「
鐘身が縦、横方向に帯状に区切られている形状も、本土の和鐘の形態だ。九州国立博物館の望月規史・主任研究員によれば、鐘をつるす上部の「
古琉球時代に王府が出した辞令書も展示されている。年号は宗主国・明の年号「嘉靖廿年」(1541年)を用いながら、「しよりの御ミ事(首里の御詔)」などと平仮名を主体とした和文が用いられている。文体も「たまわり申候」と本土の武家文書の様式を採用している。この辞令書に登場する「まさぶろ」(真三郎か)という人物も日本人を思わせる名前だ。
古謡集「おもろさうし」も漢字交じりの平仮名で書かれており「きや(京)」「かまくら(鎌倉)」といった本土の地名が登場している。
沖縄の基層文化が本土と同じであったことは先史時代の発掘調査からもうかがえる。読谷村の遺跡で出土した約6000年~5000年前の縄文土器は、「
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