静岡県裾野市の保育園で、保育士3人が1歳の園児たちに足を持って宙づりにするなど虐待したとされる問題を受けて、県と市は3日午前、特別監査に入り、園の運営状況や悪質な行為の実態について詳しく調べることにしています。
裾野市の認可保育園「さくら保育園」では、1歳児を受け持つ女性保育士3人が、ことし6月から8月にかけて園児の足を持って宙づりにするなど、15の悪質な行為が確認され、市は虐待にあたるとしています。
この問題を受けて、県と市は3日午前10時、児童福祉法などに基づいて合同で保育園に特別監査に入りました。
これまでの市の調査や園の説明によりますと、保育士らは1歳児に対し、ロッカーに入って泣いている姿を携帯電話で撮影したり、手足口病の症状のある園児の尻を無理やり触らせたりしたほか、4歳児にはカッターナイフを見せて脅す行為をしていたということです。
一方、市では15の悪質な行為をどの園児に行ったのか特定するよう、ことし8月に保育園に指示したものの、依然、一部は特定できていない状況だということです。
このため特別監査では、職員への聞き取りや関係する資料の確認を進め、園の運営状況や悪質な行為の実態について、詳しく調べることにしています。
また警察は、市から情報提供を受けたり職員から話を聞いたりするなど捜査を始めていて、今後、実態解明を進めることにしています。
裾野市長「しっかり監査し是正していく」

裾野市の村田悠市長は一連の悪質な行為について特別監査の結果などを踏まえて、今後、刑事告発する意向を明らかにしています。
村田市長は3日、保育園の前で取材に応じ「今回は素早く県に対応していただき、共同で特別監査に入ることができた。子どもたちの未来のためにしっかりと監査して是正していきたい。問題点を的確に捉えて対処していきたい」と話していました。
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